IPCC AR5について

執筆陣

IPCC第5次評価報告書執筆陣について

 IPCC評価報告書の作成には世界中からノミネートされた大変多くの研究者の中から、IPCCビューローによって選出・承認されます。その選出には、各章立てに、研究者の専門性や研究の質、また全体の地域的なバランス(先進国や、ある一定の国から執筆陣が集中しないようにする等)を考慮して選ばれます。
 執筆陣は、基本的に下記の4つに分類されています。

・Coordinating Lead Author (CLA)

担当章全体の執筆方針及び編集を担当する。

・Lead Author (LA)

ある章の中の担当部分の原稿を実際に執筆する。

・Review Editor (RE)

担当章全体の査読を通し、編集に貢献する。

・Contributing Author (CA)

CLAやLAの依頼により、原稿執筆(テキストや図表などの作成)において手伝うことで貢献する。

・Chapter Technical Assistant (CTA)

AR5から新たに明示された。CLA(ほとんどの場合)の依頼と指示の下に、原稿に用いられる図表の作成などの技術的面(内容には関わらない)で貢献する。

 第5次評価報告書の第1作業部会(WG1)担当の執筆陣(CLA 、LA 、RE)258名が、2010年5月のIPCCビューロー会合において承認されました。 (WG1執筆陣リスト)
 そのうち、日本からは、9名(LA7名とRE2名)の専門家が選ばれております。さらに、2011年5月、1名(LA)が選出されました。その10名の専門家は下記のとおりです。

また、第38回総会(2008年4月)においてAR5統合報告書(Synthesis Report :SYR) の作成が承認され、2012年3月の第45回ビューロー会合において、Core Writing Team (CWT)メンバーが選出されました。
http://www.ipcc-syr.nl/index.php/syr-core-writing-team

<WG1の日本からの執筆陣(平成26年度)>

Summary for Policymaker
Drafting Author : 江守 正多
独立行政法人国立環境研究所 地球環境研究センター  気候変動リスク評価研究室長
Technical Summary
LA : 江守 正多
独立行政法人国立環境研究所 地球環境研究センター  気候変動リスク評価研究室長
Chapter 3 (Observations: Ocean)
RE : 野尻 幸宏
独立行政法人国立環境研究所 地球環境研究センター 上級主席研究員
LA : 青木 茂
北海道大学低温科学研究所 准教授
Chapter 5 ( Information from Paleoclimate Archives)
LA : 阿部 彩子
東京大学大気海洋研究所 准教授
Chapter 7(Clouds and Aerosols)
LA : 近藤 豊
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 教授
Chapter 8 (Anthropogenic and Natural Radiative Forcing)
LA : 竹村 俊彦
九州大学応用力学研究所 地球環境力学部門 教授
LA : 中島 映至
東京大学大気海洋研究所 地球表層圏変動研究センター長 教授
Chapter 9 (Evaluation of Climate Models)
LA : 江守 正多
独立行政法人国立環境研究所 地球環境研究センター  気候変動リスク評価研究室長
Chapter 10 (Detection and Attribution of Climate Change: from Global to Regional)
RE : 安成 哲三
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所長
Chapter 11 (Near-term Climate Change: Projections and Predictability)
LA : 木本 昌秀
東京大学大気海洋研究所 副所長・教授
Chapter 14 (Climate Phenomena and their Relevance for Future Regional Climate)
LA : 鬼頭 昭雄
筑波大学生命環境系 主幹研究員

各作業部会のAR5全執筆陣リストは下記をご参照ください。