「Workshop on Climate Change Research」開催報告

2004年10月
 
2004年10月25日から27日の3日間、国際プロジェクトIGBP (International Geosphere-Biosphere Programme: 地球圏生物圏国際共同研究計画)のサブプロジェクトである、GAIM (Global Analysis, Integration and Modeling: 地球変動の解析・統合・モデリング)の「GAIM Task Force Scientific Workshop」、WCRP (World Climate Research Programme: 世界気候研究計画)の国際研究グループであるWGCM (Working Group on Coupled Modeling: 統合モデリング作業部会)の「WGCM-8th Session」および、両国際プロジェクトの合同セッション「WGCM-GAIM Joint Session」が、横浜研究所三好記念講堂にて開催された。これらの会合に、モデリングに関する世界のトップレベル研究者約60人が集まり、サイエンスミーティングを行った。

Dr.Solomonによる基調講演
続く10月28日(木)、29日(金)、(独)海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センターと日本学術会議が主催となり「Workshop on Climate Change Research」を下記の通り開催した。本ワークショップにおいて、共生プロジェクトを中心に、日本のモデリング研究の現状、特に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次報告書への貢献に向け、地球シミュレータを使って行っている温暖化実験の初期結果を紹介し、内外の専門家と討論した。
その他、炭素循環を含む地球システム統合モデル、古気候のモデリング、次世代モデル開発など、将来に向けての発表・討論も行った。また、本ワークショップには、IPCC第一作業部会共同議長のお一人であるSusan Solomon博士(本年度ブループラネット賞受賞予)も参加し、基調講演をされた。 JAMSTEC研究顧問の真鍋淑郎博士も米国から参加され、熱心に質問をされていた。

ワークショップ会場には関係者だけでなく、興味を持たれた学生や民間の方も多く来場された

合同セッションの休憩時間においても、研究に対する様々な意見交換が行われていた
文部科学省のみならず、環境省、経済産業省からも参加があった。 2日間で述べ約250名の参加者(それぞれ約130名)が参加し、一度にこれだけの国内外のその分野の一線の研究者が会する機会は珍しく、貴重な機会であったとの参加者からの声があちこちで聞こえた。
今回のワークショップを通じて、日本の地球温暖化予測研究の最新成果を世界に発信することができ、IPCC 第4次報告書への貢献のみならず、世界の研究コミュニティーにも日本のプレゼンスを示せたとともにさらなる貢献を予感させるものとなった。

講演後には活発な質疑応答が行なわれた

(報告:地球環境フロンティア研究センター 秋庭 はるみ研究推進スタッフ)
以上
 

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